Re:VIEWの環境が 4.0 が登場したのと、 Windows10 1903 の状態に更新したのとで、環境を一新してみようと思いました。
今までは Windows 上で Ubuntu 16.04 を用いて Re:VIEW 2.5 を Docker 上で動かしていました。 そこで使用していたのは、 @_kauplan さんの、Re:VIEW Starter と各種構築済みのDocker イメージに大変お世話になっていました。
Windows10 1903 になったことで、 Ubuntu も 18.04 上で docker もちゃんと動くのでは思ったのでこちらで環境を整えることにしました。なお、自分は普段 VMware Workstation を使用するので、WSL2 は有効化出来ないので未使用で構成します。
Docker インストール
まずは Docker をインストールします。このとき WSL 上で動かすために、 17.09.0 のバージョンを使うようにします。apt でインストールできる docker.io などでは、動作しないので注意しましょう。
# docker インストール(17.09.0 を使う)
curl -O https://download.docker.com/linux/debian/dists/stretch/pool/stable/amd64/docker-ce_17.09.0~ce-0~debian_amd64.deb
sudo apt install libltdl7
sudo dpkg -i docker-ce_17.09.0\~ce-0\~debian_amd64.deb
起動と動作確認
Docker デーモンを動かしておくことが必要なので、Ubuntu 18.04 を一度管理者として実行して、次のコマンドを実行しておきます。もし実行で失敗したら、「管理者として実行している」かの確認と、一度全Ubuntuのウィンドウを閉じてから再度「管理者として実行」でリトライしてみてください。
sudo cgroupfs-mount && sudo service docker start
Re:VIEW の準備
Re:VIEW バージョン 4.0 のコンテナを vvakame さんが用意してくれているのでそちらを使用します。次のコマンド列を実行して、Re:VIEW を使える環境でのシェルに入ります。
sudo docker run --rm -it -v `pwd`:/work vvakame/review:4.0 /bin/bash
あとはいつもの Re:VIEW と同じように使えます。
$ review-init hoge-doc
$ cd hoge-doc
$ review-pdfmaker config.yml # もしくは rake pdf
まとめ
OS のバージョンを更新して Docker コンテナがうまく動かない事態になったりして予想外でした。また Ubuntu 18.04 の中での Docker もまた最新バージョンでは動かないと気をつけるポイントがありました。素直に WSL2 を使う方がよいのかもしれませんね。
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