ゲームエンジンアーキテクチャは最初は2010年の本で、今から10年も前の本になります。しかし第2版が2015年に出て、それでも5年前。ちょっと前には割引が効いて買えることもあり、この本も終了が見えてきたなと思っていました。
特に比較的最近では Amazon でプレミア価格が付いていることもあり、終わったんだなと思っていました。
それがなんと、第3版として復活して 2020/11 月末に販売開始とのことです。ゲームエンジンアーキテクチャ第2版が10000円を超えた定価だったので、それに比べると安くなりましたね。
※ 日本語化の過程でオリジナルの表紙とは異なるものになったようです (11/22 追記)。
目次
- 1章 イントロダクション
- 2章 仕事用ツール
- 3章 ゲームのためのソフトウェアエンジニアリングの基本
- 4章 並列・並行プログラミング
- 5章 ゲームのための3D数学
- 6章 エンジンサポートシステム
- 7章 リソースとファイルシステム
- 8章 ゲームループとリアルタイムシミュレーション
- 9章 ヒューマンインターフェイスデバイス
- 10章 デバッグおよび開発のツール
- 11章 レンダリングエンジン
- 12章 アニメーションシステム
- 13章 コリジョンと剛体力学
- 14章 オーディオ
- 15章 ゲームプレイシステムの概要
- 16章 ランタイムのゲームプレイ基本システム
- 17章 まだやることがあるってこと?
第2版から3版で追加された章は、「並列・並行プログラミング」の章のようです。
修正された内容というのが次のものということです。
- コンピュータとCPUのハードウェアとメモリキャッシュ
- コンパイラの最適化
- C++の標準化
- IEEE-754の浮動小数点表現
- 二次元ユーザーインターフェース
これらの情報はボーンデジタルの書籍情報で確認しました。
章が削られた、ということはなさそうです。きっとこの本も分厚い1冊になっていると思います
その他
一番最初にこの本を読んだとき、アニメーションの章が勉強になった記憶があります。ここ最近だとアニメーションの本も出ていて、わりと評判がよいように思います。
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