手元の ESXi 6.0 の環境に ESXi Embedded Host Client というものを入れてみました。
これは https://labs.vmware.com/flings/esxi-embedded-host-client からダウンロードできます。現時点では Version 3.0 となっていました。
この ESXi Embedded Host Client とは HTML と JavaScript で書かれたクライアントとなります。 vSphereClient の代わりにブラウザで ESXi ホストへ接続できるようになります。
まだ発展途上のもののようで Technical Preview な扱いのようです。わりと多めな不具合もあるようですが、使えそうな気配を感じたので試してみたいと思います
インストール
配布ページにアクセスして vib ファイルを取得してください。
そして ESXi のホストへファイルを(scpやvSphereClient等で)アップロードします。
ここでは /tmp にそのファイルをアップロードしたと仮定して説明します。
ここからはESXi での作業になります。ssh なりサーバーのターミナルなりで作業を行います。
[root@localhost:~] esxcli software vib install -v /tmp/esxui-signed.vib Installation Result Message: Operation finished successfully. Reboot Required: false VIBs Installed: VMware_bootbank_esx-ui_0.0.2-0.1.3172496 VIBs Removed: VIBs Skipped:
問題なければこのようになります。
あとはブラウザで ESXi ホストへアクセスしてみます。
アドレスは “https://[ESXi HostIP]/ui/” になるのでここに HTML5 対応のブラウザでアクセスしてみました。
セキュリティの問題で警告されますが続行します。すると以下のような画面になります。
管理者のアカウントでログインしてみます。
isoファイルは一度サーバー(data store)にアップロードしなくてはならないようでした。
1点これは良い!と思ったのが VM Hardware Version 11 に対応していたことです。
これならば vSphereClient で警告メッセージと付き合うことなく編集できそうです。
若干怪しいところもあります。自分が出遭ったのは以下の通りです
- 仮想マシン起動中に設定変更の際、保存失敗
- Windows7 の新規インストール時にマウスが効かなかった
良いところもあれば、まだ未完成な部分もあるということでしょうか。
これが今後標準的に使えるようになってくればまた魅力UPだと感じました。