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ESXi 6.0u2 から 6.5 へ更新

今更な話ではありますが、 VMware vSphere Hypervisor 6.0 u2 では、 Chrome で WebClient にアクセスしたときに、ハンドルされない例外エラーが発生して正常に操作できないという問題がありました。ひとまず Firefox を使うことで対処できていたのですが、 そもそもの ESXi のバージョンを上げることで根本解決となります。

前提条件

今回の ESXi ホストでは ssh が許可されていることを想定しています。
ssh で接続して、バージョン更新作業を行ってみます。

バージョン更新を行う

VMware vSphere Hypervisor のバージョンを確認します。バージョンアップ前にはこのようになっていました。

# esxcli system version get
   Product: VMware ESXi
   Version: 6.0.0
   Build: Releasebuild-4192238
   Update: 2
   Patch: 43

vmware の Web ページから VMware vSphere Hypervisor 6.5 の Offline Bundle (zipファイル) をダウンロードしてきます。これを、 ESXi ホストの適当な場所にアップロードします。ESXi で ssh を許可しているのであれば、 WinSCP などで転送します。

そして、以下のコマンドを実行します。プロファイルの確認をして、アップグレードのコマンドを実行しています。

# esxcli software sources profile list -d /vmfs/volumes/work/update-from-esxi6.5-6.5_update02.zip

Name                              Vendor        Acceptance Level
--------------------------------  ------------  ----------------
ESXi-6.5.0-20180501001s-standard  VMware, Inc.  PartnerSupported
ESXi-6.5.0-20180501001s-no-tools  VMware, Inc.  PartnerSupported
ESXi-6.5.0-20180502001-no-tools   VMware, Inc.  PartnerSupported
ESXi-6.5.0-20180502001-standard   VMware, Inc.  PartnerSupported

# esxcli software profile update \ 
-d /vmfs/volumes/work/update-from-esxi6.5-6.5_update02.zip \
-p ESXi-6.5.0-20180502001-standard

アップグレード中は進行状況も出ずに、もくもくと動くようでやや不安になりますが、しばらく待っていると結果が出てきます。

Update Result
   Message: The update completed successfully, but the system needs to be rebooted for the changes to be effective.
   Reboot Required: true
   VIBs Installed: VMW_bootbank_ata-libata-92_3.00.9.2-16vmw.650.0.0.4564106,
(以下省略)

あとは ESXi ホストの再起動を行い、再度バージョンを確認してみると以下のようになっていました。無事にバージョンの更新ができたようです。

# esxcli system version get
   Product: VMware ESXi
   Version: 6.5.0
   Build: Releasebuild-8294253
   Update: 2
   Patch: 50

早速、 Chrome ブラウザで WebClient にアクセスしてログインしてみたところ、エラーも出なくなり操作が可能になりました。

vmware
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