VMware Workstation 16 Pro を購入しました。自分としてはこのバージョン更新で一番の魅力は次の点だと思っています
- DirectX11 対応
- OpenGL 4.1 対応
これらについて仮想マシンの中でどんな感じなのかを確認してみました。
Windows10 での DirectX11 状況
Windows 10 を仮想マシンにインストールして、 VMware Tools をインストールした後で、dxdiag の様子をキャプチャしました。ここで、機能レベルが 11_0 をサポートしていることからも、 DirectX11 (D3D11) の機能が使えることがわかります。
ちなみに旧バージョンで作られた仮想マシンでは、仮想ハードウェアのバージョンを 16 に更新することが必要です。更新しない場合には、DirectX10 止まりとなります。
Windows10 での OpenGL 状況
OpenGL Extension Viewer を用いて、 OpenGL の対応状況を見てみることにしました。
スクリーンショットを次に示します。 OpenGL は 4.1 まで対応しているようです。
4.2, 4.3 あたりの一部分の OpenGL 拡張も対応はされていましたが、OpenGL のコンピュートシェーダー、BC7 テクスチャ圧縮といったものは使えないため、 DirectX11 の対応とはズレたものになっているようです。
OpenGL 4.3 までの対応がすべて行われると、 DirectX11 対応分が揃いそうですね。
感想
DirectX11 に対応したのは大きいと思います。これで動かなかったソフトが動くようになると期待できます。OpenGL についても同様で、仮想環境の中でテッセレーションを用いるものが使えるのは便利に使える場面がありそうです。どのくらいパフォーマンスがでるのか、という点については各環境にもよるでしょうが、リアルタイムのゲームをプレイするのは厳しいのではないかと思います。
一方で OpenGL 4.1 止まりなのが残念で DirectX11 にあわせて 4.3 くらいまでサポートしてくれると、 DirectX11 / OpenGL 4.3 でのアプリ動作チェックに使えたかなぁと思っただけに残念です。