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ESXiでPX-W3PEを使う(まとめ)

今までの経緯をまとめてみました。
若干不安定ですが、1チューナー運用でしばらく使っていけそうな感じです。

■ハードウェア情報

VT-dが使えるESXi環境を準備します。
自分の環境では以下のハードウェア構成で行いました。
*1

マザーボード: ASRock H55M-GE
メモリ: 8GB
CPU: Intel Core i5 650
ストレージ: QNAP TS-439と AHCI接続状態のSATA HDD

録画仮想マシン以外は QNAPのNASに格納してあります。
録画仮想マシンはローカルのSATA HDDに仮想ディスクを格納するようにしてあります。

*そのほか必要なもの

  • PX-W3PE
  • BCAS用カードリーダ
    • SCR3310-NTTCom 定番ですね

*1 : ハードウェアについてはきちんと公開している情報もないので、誰かの参考になれば

■ESXi側環境準備

vSphere Clientを用いて、PX-W3PEのデバイスのパススルー構成を設定しておきます。
また、録画用仮想マシンに対して、PCIデバイスの追加を行っておきます。
このPCIデバイスの追加でPX-W3PEのデバイスを接続する形となります。
そして、メモリは比較的多めに割り当てを行っておきます。(2GBほど割り当てています)

なお、後述するようにBonCasLinkのために別の仮想環境にUSBデバイスパススルーも
この段階で準備しておくとよいかもしれません。

■環境準備

録画仮想マシンとしては Windows7 Ultimate x86版を用いました。
一応Vistaでも録画してtsファイルがなんとなく出来るところまでは確認しました。

一方でうまく動作させることが出来なかったのがWindowsXPです。
どうも ksproxy.ax 関連で失敗する模様です。

今回PT1の録画環境が別に存在し、BCASカードは1つしかないため、
全ての環境で使えるようにするため、別の仮想マシンでBonCasLinkを動かすことにしました。

これらのことからPX-W3PEの録画環境に導入するソフト群は以下のようになります。

  • BonCasLink のクライアント
  • tvrock
    • tvtest, rectest等含む環境一式
  • PX-W3PE公式ドライバ 1.01
  • BonDriver PX-W3PE用
    • BonDriver_W3PE(up0537.zip)
    • up0550の中から、Interface_W3PE.dllを取り出しておく

*手順

  1. PX-W3PE公式ドライバをインストールし、仮想マシンを再起動する。
  2. tvrockのインストール
    1. 詳しい手順は割愛。必要なデータを適当なフォルダに正しく配置していく。
    2. 自分は ここをみながら導入しました。
  3. tvrockを配置した場所のtvtestと同じ場所にBonDriverの必要なファイルを配置

*tvrockの設定 補足

安定動作のためにはデータの書き出しをtvrockによる書き出しを選択すると良いようです。
手元の環境では、128MBほどのバッファを持つように設定してあります。

仮想マシンとはいえ、録画用となるとそこそこ潤沢なリソースを割り当ててあげる
必要がありそうで、今のところメモリを2G割り当てています。

*ESXiの設定

tvrockによる録画ということで、ある程度のリアルタイム性が要求されます。
他の仮想マシンとは違いESXiでのリソース割り当て設定を変更してあげる必要がありそうです。

今回以下のような設定を行っています。

仮想マシン リソース
録画用 CPUリソース 1.5GHzほど予約。シェアは高
録画用 メモリリソース 2GB予約。シェアは高
録画用 ディスク シェアは高
BonCasLinkのサーバー CPUリソース 700MHzほど予約.

■まとめ

ESXiのうえでは、仮想マシンが8個ほど動作させています。
このうちの2つが今回説明した録画用の仮想マシンです。

仮想マシンで録画をさせるとなると、
システムトータルでのパフォーマンスを考え、リソースを割り当てる必要があります。
また仮想マシンのどれかの負荷が高まることで、正常な録画を維持できなくことが
よくおこります。

安定した録画を行うためには、物理マシンを用意した方が遥かに楽です。
仮想マシンは今回のような目的のためにはあまり使えないような気がします。

*今後の課題

物理的に4コア以上持つような状況で、
録画に関しては、コアを占有させる形にしてみたら改善するかもしれません。
また、チューナーの記録先を仮想ディスクではなく、ネットワークや、ドライブを分散させるなどの方法も試してみる価値はあるのかもしれないです。

今回のネタは割と長期的にがんばった感じでした。
途中、諦めそうになりましたが、何とか1チューナーを運用できていけそうなのが救いです。
保存を考えなければ、単純視聴を考えるなら2チューナーでドロップを気にしないという運用はありだろうなと思っています。

vmware録画環境
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