■PCIデバイスのパススルー
今回は、前回の構成に引き続き、手持ちのPCIデバイスを交換して試してみました。
- Intel PRO100/S
正常にパススルーで動作。
- アースソフト製 PV4
動作せず。
IRQ共有がかかっている場合、相手先のデバイスも使用不能となっている模様。
そこで共有されないように組み合わせて設定してみても、
手元の環境ではパープルスクリーンとでもいうのか、VMware版BSoDが出た。
■USBデバイスのパススルー
こちらはPCIデバイスのパススルーとは全く別。
いくらかやり方に困ったりしたので、そのときのやり方をメモしておきます。
*試してみたデバイス
- iPod nano 第5世代
- iPod shuffle
- カードリーダ
- USBメモリ
これらのデバイスに関しては動作を確認できました。
若干認識が不安定で、初回は認識失敗したりとかしますが、
数回着脱を繰り返しているうちに認識されるようになって、
その次以降は素直に認識できるようになりました。
*設定方法
- vSphere Clientにて、仮想マシンにUSBコントローラを追加
- USBデバイスをESXiが動いているコンピュータに装着
- 仮想マシンを起動します
- vSphere Clientの仮想マシンのメニューから再度”設定の編集”を開く
- ハードウェアの追加ボタンを押して、”USBデバイス”を選択する
- USBデバイスを選択した状態で、次へボタンを押す
- PCにつながっているどのUSB機器を対象となる仮想マシンに接続するのかを選ぶ。
この手順によって、USB機器を仮想マシンからアクセスできるようになります。
おまけ
どうやらポート単位で仮想マシンに割り付けるようです。
そのため、複数のUSB機器を接続し、それぞれを別の仮想マシンに割り当てていくことも可能でした。
また、ポート単位で割り当てるため、機器の取り外し/別の機器接続を行っても、
同一ポートであれば、同一の仮想マシンへの接続は維持されるようです。
一度決めておけばかなり便利に使えそうです。
USBデバイスパススルー機能はVT-dなくても動くのかどうかは不明
たぶん、うごくとは思うのですが…。これらの機能ってVMPlayer等で実現されていた、
「ホストでの接続を仮想マシンへつなぐ」
って機能を取り込んだものじゃないだろうか。