Jetson Nano (2GB) は idle 状態なら、そこそこの発熱で済んでいたのですが、少しプログラムを動かして計算を始めると結構ヒートシンクが熱い状態となりました。2コアが動く 5W モードでこの状態なので、フルパワーを発揮させようとすると熱暴走が怖いところです。
Jetson Nano に付けるファン
ヒートシンクの上にファンを搭載できる構造になっています。ここに 40mm x 40mm のファンを付けられるので、1つ購入してみました。(これよりももっと小さいファンをヒートシンクの上に置いて回しただけでも効果があったので、うまく動けば効果はあると予想して購入した次第です)。
実際にこの商品を装着して、緩くファンを回してみたところ、idle 状態でも室温より少し高いくらいで落ち着くようになったので、よく冷えるようになってくれました。ただ Jetson Nano の仕様のせいか、ファンが回ってくれないので以下のコマンドでファンを回すようにしています。
$ sudo sh -c 'echo 100 > /sys/devices/pwm-fan/target_pwm'
参考
Wi-Fi について
Jetson Nano に有線LANを繋いで作業していたのですが、何かに組み込んだときには無線のほうが便利なことがあります。Jetson Nano の場合 Intel AC 8265 NGW が安定して使える、という情報がありますが、 Jetson Nano 2GB モデルには M.2 のスロットがありません。 USB Wi-Fi を使うことになりそうです。
検索して調べてみると TP-Link の TL-WN725N という USB Wi-Fi が安定しているとの情報だったので購入してみました。
実際に試してみると、スムーズに Jetson nano に認識されて、Wi-Fi による通信が成功しました。 Linux で USB Wi-Fi を使う場合、対応するドライバをコンパイルして~というところから必要になることも多いですが、これはそのようなことがなかったです。
また、自分が以前に出遭った 発熱が凄い USB Wi-Fi ということもなく、また、放置してアイドル状態の時に Wi-Fi が切れてしまうというタイプでもなく、安定して使えています。
Jetson Nano だけでなく、Linux で使用可能な USB Wi-Fi として TL-WN725N は十分候補としてあげられるかなという印象です。しかも安いので試してみる気になるのがよいですね。