WinGDB for Mobile Systems はプロダクトが変わって、VS-Droid for Visual Studio というプロダクトになったようです。しかも色々とあってフリーのリリースとなっている模様です。その色々については本家ページの方を参照してください。
特徴・機能について
- Visual Studioのプロジェクト統合.
- AndroidManifest.xmlに記述されるプロジェクト構造だけでなく、ネイティブのサブプロジェクトの情報もまたソリューションエクスプローラーに表示可能. アクティビティは現在デバッグ可能
- 標準のNDK-Buildのビルドシステムを使用します。WinGDBは *.mk や *.xml のファイルを参照して、他のツールとの連係動作が可能なようにしている。そのため変換は不要.
ただ独自の設定を保存する wgaproj ファイルをプロジェクトに追加する。 - エミュレーター上でアプリケーションのデバッグ.起動中のアクティビティへのアタッチや起動時からのデバッグができる。デバッグにはVisual Studioのものが使用できる
- 物理デバイスで非root取得状態でのデバッグが可能。Nexus Oneをリファレンスとして使用している。全てのデバイスで動作を保証するものではないが、VS-Droidは標準のSDK,adbを用いているのでこれらがうまく動作するのであれば動く
- 限定的ではあるが Java のサポート。現バージョンでは構文ハイライト機能と簡単な編集が利用可能で、ビルド&実行ができる。
- まだ実験段階のJavaデバッガを持っており、Java,ネイティブどちらのデバッグセッション開始も可能である
- ただし、混在するデバッグはできず現在作業中である
- デバイスモニター機能。接続先デバイスの情報を取得&表示するための機能
ざっくりですが本家ページの内容を意訳してみるとこのような感じかと思います。
まだ開発途中とのことではありますが、これらの機能をフリーで提供する方針に変わってくれたことは開発者としてとても嬉しく思います。
次回以降インストールしてみて使用してみた感じをお知らせできればと思います。