割と最近でたばかりの Ubuntu 15.05 を Proxmox の仮想マシンとしてインストールしてみました。しかしながら Ubuntu Desktop 日本語 Remix の iso をダウンロードしようとしたら、なぜか 15.04 という記載になってて混乱してます。
単なる間違いだろうということであまり気にせず作業してみました。通常の Linux のインストールと同じように Proxmox の仮想マシンを構成してインストールを行いました。
そして起動後
普通に起動してきて問題はなさそうです。しかし環境の問題なのか非常に動作がもっさりとしています。top で見てみると、compizがおよそ 20% 常時持って行っていました。これについては初回なので様子見です。
openssh-server をインストールして ssh terminal で操作しているときには若干遅いかな、という程度でした。
OpenGL関連など
せっかく Ubuntu の新しいものをいれたので OpenGL に関係するところをちょっとだけ調べてみました。調査するのに必要なパッケージを以下のようにしてインストールしました。
$ sudo apt-get install libgl1-mesa-dev libgles2-mesa-dev mesa-utils-extra
この後に、Proxmox のコンソール上で es2_info を実行してみました。
$ es2info EGL_VERSION: 1.4 (DRI2) EGL_VENDOR: Mesa Project EGL_EXTENSIONS: EGL_MESA_configless_context, EGL_KHR_get_all_proc_addresses, EGL_KHR_surfaceless_context EGL_CLIENT_APIS: OpenGL OpenGL_ES OpenGL_ES2 OpenGL_ES3 GL_VERSION: OpenGL ES 3.0 Mesa 10.5.9 GL_RENDERER: Gallium 0.4 on llvmpipe (LLVM 3.6, 128 bits) GL_EXTENSIONS: GL_EXT_blend_minmax, GL_EXT_multi_draw_arrays, GL_EXT_texture_compression_dxt1, GL_EXT_texture_format_BGRA8888, GL_OES_compressed_ETC1_RGB8_texture, GL_OES_depth24, GL_OES_element_index_uint, GL_OES_fbo_render_mipmap, GL_OES_mapbuffer, GL_OES_rgb8_rgba8, GL_OES_standard_derivatives, GL_OES_stencil8, GL_OES_texture_3D, GL_OES_texture_npot, GL_OES_EGL_image, GL_OES_depth_texture, GL_OES_packed_depth_stencil, GL_EXT_texture_type_2_10_10_10_REV, GL_OES_get_program_binary, GL_APPLE_texture_max_level, GL_EXT_discard_framebuffer, GL_EXT_read_format_bgra, GL_NV_fbo_color_attachments, GL_OES_EGL_image_external, GL_OES_vertex_array_object, GL_ANGLE_texture_compression_dxt3, GL_ANGLE_texture_compression_dxt5, GL_EXT_texture_rg, GL_EXT_unpack_subimage, GL_NV_draw_buffers, GL_NV_read_buffer, GL_EXT_draw_buffers, GL_EXT_map_buffer_range, GL_OES_depth_texture_cube_map, GL_OES_surfaceless_context, GL_EXT_color_buffer_float, GL_EXT_separate_shader_objects, GL_EXT_shader_integer_mix, GL_KHR_context_flush_control
このようになりました。インストールされた Mesa 3D は 10.5.9 であることがわかりました。またグラフィックスデバイスが使えないので、ソフトウェアレンダラーである llvmpipe が選択されています。ソフトウェアレンダラーでもこのくらいの GL拡張が使えているのは個人的に驚きでした。良い時代ですね.
そしてものは試しと es2gears を実行してみたところ以下のようにちゃんと動作しました。FPSとしては 160FPS 程度となってます。実際の見た目は Webブラウザ経由しているのでちょっとカクカクですが動作としては意外とまともに動いていると感じました。(N3150MのVM上であることも考慮して)。
その後
しばらくすると以下のように、 15.10 へのアップデートを促すダイアログが出てきました。今一番新しいのは 15.10 ということのようです。今現在の Ubuntu Desktop 日本語 Remix とのズレが多少あるということっぽいです。