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RTX1000 いじり始めた (4)

前回までで基本はわかってきた気がしたので、もうちょっと面白いことできないだろうかと考えてみました。クライアントPCの状況によって使用するISPを変えてみるとか面白いかと思い、これにチャレンジしてみます。PCの状況とは所属するネットワークとか、割り当てられているプライベートIPとかを指します。

やりたいことを図にするとこんな感じです。

network_diag2

まずは pp1とpp2に使用可能な ISP の PPPoE 接続を準備しておきます。

pp select 1
pp always-on on
pppoe use lan2
pppoe auto connect on
pp auth accept pap chap
pp auth myname ISP1のID ISP1のパスワード
ppp lcp mru on 1454
ppp ipcp ipaddress on
ppp ipcp msext on
ppp ccp type none
ip pp mtu 1454
ip pp nat descriptor 1
pp enable 1

pp select 2
 pp always-on on
 pppoe use lan2
 pppoe auto connect on
 pp auth accept pap chap
 pp auth myname ISP2のID ISP2のパスワード
 ppp lcp mru on 1454
 ppp ipcp ipaddress on
 ppp ipcp msext on
 ppp ccp type none
 ip pp mtu 1454
 ip pp nat descriptor 1
 pp enable 1

nat descriptorは共有することにします。うまくいかなかった場合 nat descriptor を別に割り当ててみると、うまくいくこともあるかも。自分は色々と試していて、そのときに共有しないでやってみたら、うまくできたことがあったように思います。問題を発見するまではまとめるとか共有するとかせずに、地道に1つずつもありのような気がします。

目的の動作となるようにフィルタを作成して、ルーティング情報を設定します。

nat descriptor type 1 masquerade
ip route default gateway pp 1 filter 1001 gateway pp 2
ip filter 1001 pass 192.168.1.100 * * * * 
dns server pp 2
dns server select 1001 pp 1 any . 192.168.1.100

動作チェック

それぞれ別のIPを振った環境で tracert を実行して、別々のパスとなるかを確認してみます。

環境1(192.168.1.100側)
tracert-1
環境2(192.168.1.101側)
tracert-2

たしかに別々の経路を選択して動いているようです。
これくらいならAtermのブロードバンドルーターでも実現できそうだったのですが、持っている物が古いからなのかフレッツスクエア用という位置づけに感じました。宛先を指定して接続先を変える、という指定しかちょっとできなさそうでした。送信元IP(もしくはネットワーク)で使用するインターフェースを変えるという感じではなかったです。
 とりあえずこれで自分の中ではYAMAHA ルーターだったらできることを1つ試せて満足気味です。とはいえこれらの設定は、YAMAHA側で参考例としてあげられているので、自分で試してみただけに過ぎないんですけどね・・・。

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