Windows10 IoT Core の正式版が出たので早速 Raspberry Pi 2 にインストールしてみました。
従来のプレビューと比べて使用できるデバイスが格段によくなっていました。またインストール作業がいくらか簡単になって導入もしやすくなりました。
インストール&セットアップ
まずプレビュー時と変わった点は、ダウンロードできる形式が Iso 形式になったことでしょうか。これを Windows10 でマウントして、中にある Windows_10_IoT_Core_RPi2.msi をインストールします。
インストールが終わると、 “C:\Program Files (x86)\Microsoft IoT\FFU\RaspberryPi2” の場所に flash.ffu ファイルが出来ています。これを microSD に書き込んでいきます。以前はここでコマンドラインにて操作を行いましたが、今回からは GUI で操作できるようになったようです。
まずは、書き込む microSD をカードリーダーライターにセットします。そして、スタートメニューから WindowsIoTImageHelper というアプリを起動します。うまく見つからなければ、検索の窓からアプリ名をタイプして見つけます。
アプリを起動すると、問題が無ければ microSD を認識していると思うので、microSD を選択した後で、先ほどの ffu ファイルの場所を設定します。その後、 Flash ボタンを押して書き込み作業を開始します。
書き込みが終わったら、 microSD を Raspberry Pi 2 にセットして起動させてみます。起動がうまくいって画面を確認してみると以下のような状態になっていました。
また、マウスをつないで歯車アイコンをクリックすると以下のように設定できるようでした。
補足ですが、以前は認識できなかったメーカー不詳のマウスでも今回認識できるようになっていました。
そして起動次の丸が回っている部分での描画崩れが修正されていました.
USB WiFiドングルを試す
ネットワーク情報の部分で WiFi の項目があるようで手持ちの USB WiFi ドングルを試してみようと思います。
USB WiFi ドングルをセットしてみました。残念ながらホットプラグで勝手に認識は出来なかったようなので、セット後再起動させました。
しかし、認識は行われずよくよく調べてみると Raspberry Pi には公式の WiFi ドングルがあるようで、こちらにのみ対応しているという状況のようです。残念ながら持っていないため、この点についてはテストが出来ませんでした。
今回使用した環境
- Windows10
- VisualStudio 2015
- 32GB SDHC の microSD
- USB WiFi LAN-W300N/U2S(使用不可でしたが)
VisualStudio は Community でも Professional でも大丈夫そうです。
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