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OpenGL 4.6 発表!

2017年の SIGGRAPH で OpenGL バージョン 4.6 が公開となりました。
Vulkan が登場して、 OpenGL もバージョンアップを続けるとといわれても不安なところでしたが、ちゃんと出ました。
今回の目玉と個人的に思っているのは、 SPIR-V 関連が標準サポートに入ってことですね。これで事前コンパイル済みシェーダーを OpenGL でも使うことが出来るようになります。

SPIR-V を OpenGL で使用してみることは 4.5 のころの拡張で入っていました。このときの実験の結果は以前の記事に書いてあります。興味のある方はそちらも参照ください。

ドライバを入れてみる

NVIDIA はさすがと言いますか、この時点で OpenGL 4.6 をサポートするドライバを公開しています(ダウンロードには登録が必要になりましたが)。
ドライバのバージョンは、 382.88 と表示されていました。このドライバはいつも通り、NVIDIA OpenGL Driver Supportのページで公開されています。

しばらく前に一般に公開されているドライバが、 384.76 だったので、382 よりも新しいため、もしかすると OpenGL 4.6 の内容を含んでいるのでは?と期待して確認してみました。
プログラムを作成して、 OpenGL の拡張を確認してみました。
しかし残念ながら、そんなことはありませんでした。 382.88 だけが OpenGL 4.6 をサポートする状態のものとなっています。

差異をチェックしてみる

折角なので、両ドライバで取得できる拡張を比較してみました。

減った拡張はなく、以下の拡張が増えたのみとなっていました。

  • GL_ARB_polygon_offset_clamp
  • GL_ARB_spirv_extensions
  • GL_ARB_texture_filter_anisotropic
  • GL_EXT_memory_object
  • GL_EXT_memory_object_win32
  • GL_EXT_win32_keyed_mutex
  • GL_KHR_parallel_shader_compile
  • GL_EXT_semaphore
  • GL_EXT_semaphore_win32

資料やドライバのページに記載があるような拡張が増えています。

SIGGRAPHの資料

SlideShare にあがっています。これを読みつつ、時間があったら拡張の方を確認してみようと思っています。
(そのために、ドライバのバージョンを下げることにしました)

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環境について

今回テストに使っている環境は以下のようなものです。

  • Windows10 x64 Creators Update
  • Geforce 650 Ti

今となっては Kepler アーキテクチャのボードですが、ちゃんとサポート範囲に入ってくれていることに感謝です。
そういえば、割と最近 Fermi アーキテクチャでも DirectX12 (D3D12) をサポートしたりと、旧環境でも新しい世代の API に対応してくれるあたりが嬉しいと思います。
開発者としてはファンクションのテストを新しいボードを毎回買わなくてもいいので・・・。でもそろそろ Pascal アーキテクチャのボードが欲しいこの頃です。

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