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ESXi 5.5U2 で vSphereClient が更新されたらしい?

VMware の vSphere Hypervisor, 通称 ESXi の 5.5U2 で vSphereClient が更新されたという噂を聞きました。それまでは新しい仮想マシンハードウェアおよび新機能らは vCenterServer でアクセスして使ってね、ということだったのですが、この更新された vSphereClient を使えば新しい仮想マシンハードウェアの編集は出来るようになったらしいのです。
 それでは早速、 ESXi 5.5u2 をインストールして確かめてみたいと思います。

ESXi 5.5u2 のインストール

VMware-VMvisor-Installer-5.5-201501001-2403361.x86_64.iso をダウンロードしてインストールします。対応ハードウェアで構成されていれば問題無くスムーズにインストール出来ると思います。残念ながら標準で対応していない場合は以前に説明したような感じでドライバを含めたカスタムディスクを作ってインストールする必要があります。

ここでは VMware Workstaion を使って仮想環境の中に ESXi をインストールしました。
ESXi on VMwareWorkstation (Nested ESXi) てやつですね。

esxi-5.5u2_1
esxi-5.5u2_2
esxi-5.5u2_3
インストールが終わったら、とりあえずIPを設定しておきます。
esxi-5.5u2_4
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vSphereClientの取得とインストール

このインストールした ESXi から vSphere Client をダウンロードしてインストールしてみます。
ESXi へブラウザから接続すると以下のようなページが見えるので、囲ってある部分のリンクをクリックして vSphere Client をダウンロードします。
esxi-5.5u2_6
リンクを確認してみて初めてわかったのですが、この vSphere Client は vmware のページからダウンロードしているようです。ESXi の中に含まれているのではありませんでした。

インストールの状態を以下に抜粋します。 vSphere Client 5.5 となってるようです。
ちなみに昔のは 4.1.0 だったりしてた気がします。
esxi-5.5u2_7
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esxi-5.5u2_9
esxi-5.5u2_10
esxi-5.5u2_11

確認

ライセンスを入力してフル機能が使える評価版からひとまず切り替えて検証します。

esxi-5.5u2_12
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早速新規仮想マシンを作成してみます。作成過程でOSのリストを開いてみたらこんな感じでした。
サポート終了しているものもあるようで、時代を感じますね。
esxi-5.5u2_14
作成してみて仮想マシンのプロパティを開いてみるとこのようになってました。
仮想マシンのバージョン8でした。後のためにNICを1つ追加してあります。
esxi-5.5u2_15
そこで仮想マシンのバージョンをあげてみます。以下のように仮想マシンを右クリックして、仮想ハードウェアのアップグレードを選択します。
esxi-5.5u2_16

今回の場合は仮想マシンハードウェアバージョンは10にあがりました。
この状態で仮想マシンの構成を編集すると、以下のようなメッセージが出てきました。
esxi-5.5u2_17
そして設定のウィンドウが開きました。ここで先ほど事前に追加しておいたNICを外す(=構成を編集)してみます。
esxi-5.5u2_18

意外にも怒られず、削除ボタンが押せたのでこのまま続行します。
esxi-5.5u2_19
この後、他にも 3Dグラフィックスの有効化オプションやメモリの増加削除、CPUコア数の変更といったよく変更しそうなものを変更してOKを押してみましたが、問題無く適用できました。設定のウィンドウを開くときに警告のメッセージが1度開いてしまう、といっただけで従来の使い方は出来そうな予感です。

(ひとまずの)まとめ

このバージョンの vSphere Client であれば 仮想マシンハードウェア8までの機能に関してはハードウェアバージョン10に上げてしまっても編集することが出来そうです。昔は編集そのものが禁止されてしまったのでこの緩和は非常にありがたいものだと思います。

またここまでやっておいてですが、実はコレは vSphere Client の 5.5 の話だったりします。ですので、実は ESXi 5.5U2 の話ではなかったりします。ESXi のバージョンはそのまま 5.0 で vSphere Client 5.5 を使えば仮想マシンハードウェアバージョンを上げてしまっても編集は可能となります。VMware Workstaion を買わなくても編集可能になったのでユーザーとしては助かりますね。

仮想マシンハードウェアバージョン10

いったいなにが新しくなるのか確認してみたところ以下の項目があげられていました。

  • 16 vCPU
  • 8TB の仮想ディスク
  • 仮想 SATA ディスク コントローラ
  • USB の向上
  • より多くの VMnets
  • SSD パススルー

VMware Workstation 10 のリリースノートの部分にこれらの変更点の説明がありました。
個人的には 2TB 以上のディスクを作ることが、以前にやりたかった記憶があるので今更感はありますがありかなと思ってます。
仮想 SATA ディスクコントローラー(SATA adapters)はちょっと気になるポイントですが、これってもしかするとディスクコントローラーのどれかがサポート終了のための布石だったりするのでしょうか。

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