標準インストールで xfce が入った状態だったので気にもしていなかったのですが、glxinfo を実行してみたらレンダラが llvmpipe になっており、ドライバがちゃんと入っていないことに気づきました。
ちょっともったいないので RADEON 用のドライバを入れることにしました。KernelModeSetting のためにはファームを入れろ、と起動時のログにも出ているのを今更ながら発見しました。
まず DRIモジュールとファームウェアバイナリを入れるために、/etc/apt/sources.list を編集します。contrib, non-free がデフォルトのものに追加されたような感じになります。
# vi /etc/apt/sources.list deb http://http.debian.net/debian/ jessie main contrib non-free
編集したら更新してから、パッケージを入れます。
# apt-get update # apt-get install firmware-linux-nonfree libgl1-mesa-dri
あとは再起動後に有効になっていると思います。glxinfo などで llvmpipe ではなく、今回インストールしたドライバが使用されているかと思います。
$ glxinfo | grep renderer OpenGL renderer string: Gallium 0.4 on AMD CAPE VERDE
OpenGL バージョンは 3.3、 OpenGL ES は 3.0 あたりになりそうです。ハードウェアとしては 4.0 もいけるはずなのですが、オープンソースドライバですし仕方ないことなのかもしれません。
glxinfoなど
glxinfo は mesa-utils パッケージにあるようです。
# apt-get install mesa-utils # glxinfo | grep renderer OpenGL renderer string: Gallium 0.4 on llvmpipe (LLVM 3.5, 128bits)
ソフトウェアレンダラだとこのように表示されます。llvmpipe は従来と比べると出来の良いレンダラで割とまともに動作します。