以前は、それぞれのマシンでバックアップディスクを作成するという方法に落ち着いていたのですが、最近なかなか良いツールがあるとのことでそちらを試してみました。
つかってみたツールは次の通りです。
スクリプトでのバックアップ・リストアが確立されているようですが、
今回はそれらについては除外で。
- veeam backup and fastscp
- VM Explorer
■veeam backup and fastscp
ESXiのデータストアに対してファイルのコピーをするためのツールです。
標準のvSphere Client付属のファイルコピーよりは速いようです。
結局のところ、ファイルのコピーが出来るからバックアップも出来る、という位置づけになっているようでした。
ちょっとそれだけでは大変なので、isoファイルとかのコピーくらいにしか使えなさそう…。
■VM Explorer
仮想マシンをバックアップ・リストアできます。
これのすごいところはバックアップ元の仮想マシンが動作中でも、
スナップショットを取りながらバックアップが可能なことです。
また、リストア処理も割と簡単にできるため、使い勝手がいいです。
有償版だとスケジュールおよびインクリメンタルバックアップが使えるとのことです。
*バックアップ
起動して Start タブから “Backup a virtual machine” を選択します。
サーバーとバックアップする仮想マシンを選択して、バックアップを開始します。
*リストア処理
バックアップ処理と同様に Start タブから “Restore a virtual machine” を選択します。
バックアップで保存したフォルダを開き、vmxbackup.xmlを右クリックして、”Restore Backup”を選びます。
(この方法が分からなくて最初は苦労しました。実際には本家サイトで映像でこの説明があります)
なお、リストアの際には”Restore”がマシン名やフォルダ名に付加されてしまうので、
元々の名前と同じようにする場合には、この点に注意して再設定してあげる必要がありました。
■まとめ
タスクとして定期処理化に難はありますが、VM Backupというソフトはなかなか使えるんじゃないかと思います。
別マシンからバックアップの処理なので、この方法が使えない人も多いでしょうが、
個人的な使用用途で、毎日はバックアップがいらないって場合にはこのソフトでバックアップは決まりでしょう。