ESXi上の仮想マシンのバックアップを考える その2


前回の結論にどうも納得が出来ない状況だったので、
通常のバックアップをどうするかを検討してみました。

通常バックアップに求められる要件

  • 簡単にバックアップ処理/リストア処理ができること
  • バックアップ処理が割と高速に出来ること
  • システム全体を丸ごとバックアップ出来ること。

ESXiで管理されているスナップショットについて

なるべくなら残しておきたいが、通常運用時のバックアップファイルがあれば
通常運用が継続できる。スナップショットが失われても被害は少ない(はず)。
スナップショットを残して、どうにかしたい場合はESXiの管理下のファイルを丸ごと取っておく、とか。

バックアップ検討

ESXi上でのスナップショットや設定をあきらめることで、バックアップの新しい方法が見えてきた。
といっても新しい代物ではなく、Linuxマシンをシステムごとバックアップ取るという通常のものに戻っただけ。

そこでいろいろとバックアップ関連を調べてみたところ、
dumpコマンドによるものやほかのツールを使うものが該当した。
ここでは、mondorescueというツールを使って試してみることにした。

mondorescueの利点

  • isoファイルとしてバックアップデータを書き出せる。リストア時はこのイメージから起動して元に戻せる
  • コマンド1発でバックアップ処理が可能。

mondorescueの欠点

  • LVMを扱っている状態だと、リストア時に問題発生可能性が高い。
  • 環境によってはリストア出来ない・・・。expertモードで何とか出来るらしいが。

那由多屋 開発日誌さんのところでexpertモードによるリストア処理が説明されていて参考になりそうでした。

これらのことよりmondorescueを試してみることにした。

mondorescue

とりあえずインストール作業をして使用可能状態にしておく。

バックアップ処理

次のコマンドを入力して、4.2GBのDVDディスク向けとした状態でバックアップ処理を開始。

mondoarchive -O -i -L -d /backup/ -E /backup -s 4200m

この場合だと、/backup/mondorescue-1.iso というファイルができあがっていた。
これを元に続いてリストア処理を試してみる.

リストア処理

いくつか罠がある。
リストアの処理を確認するために、VMwareWorkstation6.5上の仮想マシンを利用した。

mondorescueでは、バックアップの環境とリストアの環境は全く同じハード状態を想定しているのか、
ハードディスクのサイズが違うとリストアに失敗した。
少なくとも、元サイズと同じディスクを接続しておかなくてはならない。

また、IDE/SCSI接続どちらで仮想PCを使っていたか、という点についても同じにしなくてはならなさそう。
(Expertモードによる復旧ならばこれもIDE->SCSIへの変換も可能なのかもしれないが)

この注意点に気をつければ、LVMパーティション使っていても正常にリストア処理が完了した。
ただし、ESXi上の仮想マシンをこれでバックアップし、VMwareWorkstation上で展開したのだから
きわめて近い状態へ書き戻しを行っているという点に注意する必要がある。

リストアの処理は、isoファイルをマウントしてこのディスクから起動するようにする。
そして、boot:で聞かれた時には、nuke を入力して放置。
これだけで自動でリストア処理が完了する。うまくいけばかなり手軽に戻せる。

boot: nuke

しかし物理マシン丸ごと交換の場合はこの方法は使えないだろう。
また、仮想環境のホストを交換して、このバックアップからリストア処理を用いてデータ移行するという方法も
ちょっと厳しいのではないかと考えられる。

mondorescueのインストールについて

rpmforgeリポジトリを有効化してある状態ならば、yumでインストールが可能のようだ。
これで入るのが、mondo-2.2.4-1.el5.rf だった。最新ではない点には注意。

最新版をインストールする

ftp://ftp.mondorescue.org/rhel/5/mondo-2.2.9.2-1.rhel5.x86_64.rpm
からダウンロード可能だったので、これに更新してみる。

CentOS5用に出ていたのでこちらを使用してみます。
ftp://ftp.mondorescue.org/centos/5



まだまだ依存関係があるようだ。
# wget ftp://ftp.mondorescue.org/rhel/5/mindi-busybox-1.7.3-1.rhel5.x86_64.rpm

これで旧バージョンでは作業中に停止してしまいバックアップがうまく出来ないケースがあったが、
この更新によりバックアップ処理が最後までいくようになった。
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